2014年8月17日日曜日

ペレットストーブの煙突仕様

数日前から今日17日までは雨降りと20度超えたくらいの低温続きです。

昨日、標高1,100mほどの夏油高原や夏油温泉から下りてきた

知人は、寒くてたまらなかったと話していました。

思い切って薪ストーブ焚こうか!とすら思うほどでした。

高速道、国道も県外ナンバー車がわんさか走ってました。

.....

国民的夏の行事も終わりました。お疲れ様でーす。






話題は変わりますが...

ドイツは2013年度末で、

屋根や屋上等に太陽光発電、あるいは太陽熱温水器が設備されている

建物の中で暮らす市民の数が850万人を超えました。

ドイツの全人口が約8100万人なので、1割以上の国民が日常的に

ソーラーを身近に感じて暮らしている...と昨日紹介した本にありました。

私たち日本人が知らないこと・およそ予想すらしていないことでも

どこかでどんどん進んでいるんですね。




さて、

早く冬が来ないかと願うはユーザー共通の想い??

...もうちょっと先になりますでしょうか.... 























本日は、

ペレットストーブ(強制排気)の煙突のお話しなのですが、

欧州生産国等の認証基準・メーカー・輸入総代理店の基準規定に従いまして

断熱材充填された断熱ニ重煙突仕様の施工をいたしております。

自然ドラフトによる暖炉や薪ストーブ用煙突のような高さ確保までは必要ありませんが、

強制排気システムであっても、ペレットストーブの安定燃焼維持と

壁貫通部の断熱離隔や、外部環境(積雪、強風等から)の影響を受けない為にも

一定の立ち上げを標準とした施工をいたしております。


















































室内床上から20㎝位の高さから排気口が壁抜きとなりますので、

外壁部の抜き芯から1m~1.5m程度の高さを以て断熱二重煙突を立ち上げます。

多雪、強風地域においても有効です。






*他社施工例







日本には施工基準規制はありませんが、
安易なシングル管等での簡易式施工では
実際に可燃物への低温炭化による火災も発生しています。

さらに、多雪地域では排気口への雪による閉口や
強風による排煙の逆流等の危険な状況も散見されています。




*日本国内でも一定の基準を標準化して産業認定されていくことを期待したいです。
 そうでなければいつまでたっても研究の域を超えられません。暮らしに結びつきも....


(燃料の重要性)

また、現在、国内では、バーク(樹皮)、全木混合、ホワイトペレットが曖昧な状況で

各社各様に生産流通しています。

家庭用ペレットストーブにおいては、極力 乾燥製材おが粉、カンナ屑由来等の

ホワイトペレットをご利用いただくようお勧めいたします。

ストーブ機能の発揮、故障予防、安定した完全燃焼(排気煙少ない)の為であります。

薪ストーブ・暖炉と同様にペレットストーブも煙突仕様と燃料クオリティーが重要です。

現況として日本国内において生産に係る課題は議論から今回あえて除外しますが..

家庭用ペレットストーブに限って申しますと無垢製材おが粉由来ホワイトペレットが望ましいです。
(林業~製材業が隆盛になることを期待しながら....)
左=ホワイトペレット・中=全木ペレット・右=バーク(樹皮)ペレット


















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